
ホテル函館ひろめ荘(南かやべ保養センター)レビュー【2025年8月更新】

- 入浴料金はキャッシュレス決済(電子マネー、QR決済等)できる?
- 靴箱ロッカーや脱衣ロッカー、ドライヤー利用に小銭は必要?
- 水飲み場はある?
- アメニティはある?
- 湯上がり後にビールが飲みたい、食事はできる?
温泉施設利用の際、小銭やアメニティなどの持ち物に悩んだり、見ず知らずの施設利用に不安を覚えるかもしれません。
そこで、管理人が訪問した時のレビュー・感想と、
施設を快適に利用するためのプチ情報をまとめました。
施設の雰囲気やどういうサービスを利用できるか、あらかじめ知っておくと安心ですね。
施設を訪れる前の情報収集としてお役立ていただき、
非日常の温泉体験を楽しんでもらえるとうれしいです。
なお最新情報は、公式ホームページや電話にてご確認ください。
目次
- レビュー・感想
- 入浴料金の支払い
- 小銭は必要? 貴重品ロッカーはある?
- 水飲み場はある?
- アメニティはある?
- 湯上がり後にビールは飲める? 牛乳は購入できる?
- 食事はできる?
1.レビュー・感想
道南屈指の白濁硫黄泉含め、2種の源泉かけ流し温泉を楽しめる。
夏場のアブ・ハチ対策も万全!
函館の外れ、南茅部地域にある宿泊施設・日帰り入浴施設です。
函館市ではありますが、主要駅(JR函館駅、JR新函館北斗駅)や函館空港から1時間ほどかかる山中、自然豊かな場所にあります。
アクセスは正直しづらいですが、道南屈指の白濁硫黄泉が待っていると思うと、パスできない施設です。
函館や新函館北斗滞在時、また函館から札幌に向かう道中に必ず訪問しています。
入浴手続きはホテル函館ひろめ荘のフロントで行います。
日帰りのお風呂は南かやべ保養センターにありますが、南かやべ保養センターの入口は現在閉鎖されています。
受付を済ませて、大漁旗が飾られたホテルの売店・レストランを横目に奥へ進みます。

途中に下足場があるので、靴を脱ぎましょう。その先が温泉棟の南かやべ保養センターです。

軽食コーナーや休憩所として利用できる無料の大広間、トレーニングマシン、ちょっとしたゲームコーナーもあり、
地元の方、お子さんからお年寄りまで思い思いに楽しんでいて、ほほえましいです。
さてお風呂です。浴室はほぼガラス張りになっていて、明るく開放感があります。
内湯が無色透明の「重曹泉」、露天が乳白色にごり湯の「硫黄泉」、いずれも源泉かけ流しです。
まずは内湯から。
…サラっとした湯触りで、何ともいえない心地よさ。湯温も41.2℃と適温。特に冬場はよくあたたまるいいお湯です。
泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉」。無色透明・無味無臭で、湯口にトゲトゲの炭酸カルシウムが析出していました。
内湯を堪能したら、お待ちかね、露天スペースの硫黄泉へ。
…ガラス扉を開けたら、ふんわりと漂う硫黄の香り。そして乳白色のお湯をたたえた2つの浴槽…いつ来てもテンション上がります。
直進した奥の屋根付き浴槽が低温、横にある屋根なしの浴槽が高温です。
じっくりと硫黄泉を味わうため、長湯しやすい低温の方から。
…う~ん、今日もまろやかないいお湯です。包み込まれるような、しっとり、きめ細かい乳白色にごり湯(透明度13cmほど)。
中性の硫黄泉なので、酸性泉のようなすっぱさやキシキシ感はありません。
しかもとても入りやすい温度(41.5℃)。硫黄の香りもしっかり。これは癒されます。まさに正統派硫黄泉。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)」。硫黄の中に微しょっぱさを感じるお湯です。
時がたつのをしばし忘れ、緑の中を抜ける涼風を感じながら、静かにお湯の良さを嚙みしめていました。
最後に締めの高温槽へ。
…今日もなかなかの熱さ! 44.0℃ありました。うっすら白い硫黄の湯の花の膜が出来ています。
きめ細かい乳白色にごり湯なのは低温槽と同じ。バッチリ硫黄の香りをまとい、温泉を後にしました。
泉質の良さもさることながら、こちらの施設はお客さんに安心して温泉を楽しんでもらうための工夫がすばらしい。
夏の自然豊かなロケーションにある露天風呂はアブ・ハチの被害に逢いやすいのですが、
ここは夏場だけ仮設の柱や軒桁を設置し、露天スペース全体を防風ネットで覆い、アブ・ハチをシャットアウトしています。
ネットとネットの継ぎ目は結束バンドでDIYするという手作り感もgood。
景観が若干悪くなるのは致し方なし。夏場でも良い温泉を楽しめるのは涙ぐましい企業努力のおかげです。感謝!
なおサウナ・水風呂情報も。
サウナは掘り下げ式の2段。コロナ渦以降、定員4人とのことで、お尻の下に敷く大きなビート板も4枚しか用意がありません。
室温約85℃、オートロウリュ等はありませんが何故か湿度が良く、じっくり汗をかけます。
クギの頭が表面に出てしまって「熱っ!」となる箇所が一部ありますので、ご注意ください。
水風呂は夏20℃、冬15℃くらい。
20℃だと温泉で火照った体のクールダウンにも使えるので、温泉と水風呂の無限ループが完成します。
湯上がり後は休憩所の大広間へ。先客さんが気持ち良さそうにうたた寝マットレスで仮眠しています。
冬は地元のお年寄りがミカンを食べながらおしゃべりに夢中でしたっけ。そんなアットホームな雰囲気です。
8月でもエアコン不要、窓から通る自然風で過ごせる。さすが北海道。
次回は人気の「縄文ソフト栗夢(くり~む)」や「縄文拉麺」を食べてみたいなぁ。
なお夕方など混む時間帯は、入場制限することもあるそうです。
午前中は混雑もなく、じっくり温泉を楽しめるのでおすすめです。
2.入浴料金の支払い
入浴料金の支払いは入館時です。
キャッシュレス決済には対応していませんので、現金をご用意ください。
入浴料金は500円でした。券売機で入浴券を購入し、フロントに渡します。
3.小銭は必要? 貴重品ロッカーはある?
脱衣所ロッカー利用に小銭(100円)が必要です。
その他、靴箱ロッカーを使用したい場合は小銭(各100円)が必要です。
靴は受付後、温泉棟(南かやべ保養センター)に向かう途中の下足場で脱ぎます。平置きの靴棚と100円リターン式の靴箱ロッカーがあります。大事な靴はロッカーへどうぞ。

脱衣所はカギ付コインロッカー(100円リターン式)が設置されています。
ドライヤーは無料で利用できます。
なお脱衣所に向かう途中の通路に貴重品ロッカー(コインレス)があります。
4.水飲み場はある?
無料休憩所の前、軽食コーナーにウォーターサーバーがあります。

5.アメニティはある?
浴室:リンスインシャンプー、ボディソープが設置されています。
脱衣所:化粧水、乳液、ドライヤー(無料)、その他ヘアトリートメントが設置されていました。
6.湯上がり後にビールは飲める? 牛乳は購入できる?
館内の自動販売機や売店(受付)で缶ビールを購入できます。また軽食コーナーで生ビールを販売しています。
売店(受付)で牛乳を購入できます。

7.食事はできる?
軽食コーナーがあります。営業日時は公式ホームページ等でご確認ください。

8.その他
・トレーニングマシンエリアと大広間にマッサージチェアがあります。

・売店ではたらこほか、南かやべや函館のお土産を販売しています。
